3日間のファスティングの成果。
体重マイナス2.2kg。体脂肪マイナス5%。
毎朝、尿をとってリトマス試験紙みたいなのにつけていたのだが、最終日は紫色に変化した。
これはケトン体という脂肪の燃えカスみたいな成分が、尿中に出ている現れだという。
バリバリの陽性だ。
おお脂肪燃えたか分解したかと嬉しかった。
グッバイ俺の内臓脂肪。(まだ相当残ってるけど)
最後の夜は、飢餓状態というか腹がへって眠れなくて困った。
終わったら何を食ってやろうか、ということばかり考える。
ハングリータイガーのハンバーグ、ペヤングソースやきそば、レンコンのきんぴら、ひき肉と揚げナスのジャワカレー、桃屋のちらし寿司の素、シャウエッセンに醤油かけて炒めたので飯を食う、とか次々と思い浮かぶ。
「骨付き子羊のロースト ポルチーニ茸添え」なんてのは、こういうときに全然食べたいと思わない。
つくづくWorking classな私であることよ。
出所の日の朝食は、回復食ということで蟹の身が入った三分粥(茶碗2/3ぐらい)と銀たらの蒸したのと野菜だけのポトフ少々。
いずれも、味がついているのかいないのかわからないぐらいの薄味だが、噛みしめるごとに素材の味がわかるというか咀嚼の喜びを感じる。
年寄りのようにゆっくりゆっくり噛んで食べる。
ファスティングをすると味覚が鋭くなるというが、味覚というより嗅覚が鋭敏になるような気がした。
ポトフに入っているセロリを噛むと、子供のころはこういう匂いが嫌やだった記憶がよみがえる。
食事はわずかな量だったが、胃が吃驚して受け付けないのか、お粥を半分ぐらい残した。
食後のそば茶がうまかった。
その後、軽い健康診断と事前に受けた血液検査の結果の説明を受けて、いよいよ出所。
ホテルのひとに車で送ってもらい、佐久平の駅へ。
アルコールはまだ飲んではいけないので、無糖の缶コーヒーとビーフジャーキーを買って新幹線に乗った。
ビーフジャーキーは、しみじみとうまかった。
干した肉の繊維がバラバラになるまでかみしめる。
しょっぱからく濃い肉の味を、苦いコーヒーで流す。
コーヒーはファスティング直後には刺激が強すぎるのか、後からつけた香料の風味が鼻についた。
缶コーヒーじゃなくて、ちゃんと淹れたやつだったら良かったかも知れない。
家に帰ってから、いよいよなにか食べに行こうかと思ったが、それほど空腹でもないし、また外に出るのは面倒だったので、家でご飯を炊くことにした。
冷蔵庫にはおかずになるようなものはなくて、卵がいくつか残っているだけだった。
なので、炊きたてのご飯に生卵をかけて食べた。
これがまた美味くて美味くて。なんといったらいいのかわからない。
生卵と醤油と炊きたてご飯の組み合わせに勝るものがあったら、ここに持って来いと言いたい。
こんなに卵かけご飯をおいしく食べられるのであれば、また断食してもいいかな、と思った。