金曜日に仙台に出張した。
仙台には実家があるので一泊し、翌日少しだけ仕事をしたあと、街をぶらついた。
知り合いのブログで、昔行っていた喫茶店の思い出話を読んでいておもしろかったので、自分も高校生の頃に行ってたところに行ってみようと思った。
そこは「名前のない喫茶店」という売れないフォークの歌みたいな店名の喫茶店で、僕らは「名無し」と呼んでいた。
そこでいつも、わっけもなっくおっ茶を飲み、話していた。
仙台駅前にある「朝市」という生鮮品市場の裏あたりだったはずなので、その辺に行ってみたけれど見つからなかった。
さすがに25年も前だしもう無いんだろうな、と思って行こうとしたら、目の前に「774」という看板があった。
「774」=「名無し」と思った瞬間、記憶がよみがえった。
そうだ。ここの二階だった。
しかしそこは、いまはイタリアンレストランになっていた。
入ってみたかったが、食事したばかりだったし、お茶だけ飲めるような雰囲気の店でもなかったので、この次また来ようと思った。
後でパソコンで検索してみたら、やはり「名無し」の流れで続いている店であることがわかった。
店には客が好きなことを書く雑記帳があって、昔のものも全部保管してあって、900冊ぐらいあるという。
そういえば、僕もその雑記帳にしょっちゅうなにか書いていた記憶がある。
でも、なにを書いていたかは全く思い出せない。
店に行って、当時の雑記帳を読んでみたい気もするが、高校生の自分がどんな痛いことを書いているのかと思うと、恐ろしい気もする。
音楽サークルのノートも見てみたい。怖い。
高校ノートも怖い。
今時分で一番後悔してるのは、高校のとき、「自分にしか読めない文字」を作って書いていた日記を捨ててしまったこと。最高に恥ずかしいことが臆面もなく書いてあった。最高に怖いが最高に読みたい。
でも今はそうして検索していろいろ調べられるので、消えた店の足取りが見つけやすくはなってるんだな。やってみようかな。