去年の暮れにオスカー・ピーターソンが死んでしまいました。
82歳ですから不思議なことではないですが、それにしても残念です。
僕は、高校にあがるころにジャズを聴き始めたのですが、ジャズっていいなと初めて思ったのが、オスカー・ピーターソンの演奏でした。
その後、大学に入ってジャズ研究会に入部したときに、先輩方に「誰が好きなの?」と聞かれ、「オスカー・ピーターソンです」と答えたら、「オスカー・ピータソン、、、ねぇ」と苦笑されました。
オスカー・ピーターソンのようなわかりやすい(一般ウケのする)音楽は、モダンではないのでカッコ悪いというのが、当時のジャズ研の学生の価値観なのでした。
今思えば、幼いスノビズムなのですが、1年生の僕には4年の先輩はえらく老成して見えたので、そんなものかなと思ってしまったのでした。
でも、オスカー・ピーターソンをたまに聴くと、心やすらぐ気がします。
彼のフレーズは、何の曲を弾いてもワンパターンに聞こえてしまう側面はありますが、完成された芸です。
前置きが長くなりましたが、このCDは、ピーターソンのピアノ、ジョー・パスのギター、ニルス・ペデルセンのべースというドラムレスのトリオ演奏です。
特に、1曲目のブルース・エチュードという曲などは、タイトルの通り、ありとあらゆるブルースフレーズをひたすら高速で弾きまくります。
コルトレーンも裸足で逃げだすシーツ・オブ・サウンドっぷりです。痛快です。
 | The Trio (1998/11/17) Oscar Peterson With Joe Pass and Niels-Henning Orsted Pedersen
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