昨日、本社から長期出張で来ていたW君が東京に戻るというので、慰労会をしようということになった。
W君は、ほぼ1ヶ月仙台に居たのに牛タン食べてない、と言うので、じゃあ牛タン行こうかということになり、一番町のほうに出かけたものの、日曜日の仙台の夜9時過ぎは、どこの店も閉まっていて、それでも人口100万余の政令指定都市かよ!と毒づきながら街を徘徊する羽目になった。
仙台ではファミレス並みの店舗展開をしている牛タン屋だけはやっていたので、仕方なくそこに入ることにした。
ここの店は、多店舗展開しているだけあって味は無難だ。けっしてまずくはない。
その日は暑かったうえに、腹も減っていたので、生ビールとともに食べる牛タンは旨かった。
W君は、焼き肉屋の
タンシオ状のものを想像していたらしく、「肉厚いっすねー」と言ってうまそうに食べていた。
メニューをみると、「三角あげ」があったので、速攻で頼んだ。
仙台市内から車で40分ほど行ったところに、定義山というお寺さんがあるのだが、その近辺で名物の油あげである。
ご覧の通り、4枚切りの食パンぐらいの厚さがあるが、決して「厚揚げ」ではなく、中身は油あげである。
これを焼いたやつに刻みネギと七味をふりかけ、醤油をたらして食うと、たまらなく旨い。
ちゃんこ鍋のように、鍋物に油あげを入れるとわかるが、油あげからは独特の乳っぽいダシが出る。
油あげの味噌汁の冷めたやつもそうだ。
そういう滋味を、油あげはたくわえている。
僕は、「一生ひとつのつまみしか頼んではいけない」という法律ができたとしたら、この「三角あげの焼いたの」を選ぶことに決めている。
それで充分だからだ。
ビールに合い、焼酎に合い、当然日本酒にも合う。
試したことはないが、ウイスキーにも合うと思う。
酒のアテとしては万能だ。(ワインは微妙かな)
W君にも勧めたが、ほとんどは僕が食べてしまった。